現場の内情調査が大事

福利厚生を重視して転職先を選びたいという看護師は、福利厚生にどのような内容が必要なのかをよく考えた上で、現場の内情を調査して転職先を決めることが大事です。
求人にも福利厚生の内容が記載されていますが、必ずしも詳しいことが示されているわけではありません。例えば、院内託児施設を利用可能と書いてあったとしても、子供が何歳から何歳のときまで利用できるのか、空き状況はどうなのか、料金はどのくらいかかるのかといったことはわからないでしょう。
このように、求人からは断片的な情報しか得られないため、イメージしていたのとは違う待遇しか受けられず、後悔する可能性もあります。

対策として有効な方法が二つあります。
断片的でわからないときだけでなく、気になっている福利厚生については、施設に問い合わせて確認を取りましょう。
求人には記載されていない場合でも、希望している内容の福利厚生が整えられている場合もあります。利用できる条件を満たしているか、働き始めていつから適用されるかなどといったことも説明してもらえるでしょう。

もう一つの方法は、看護師専門のエージェントに相談することです。
エージェントは、各施設の内情の聞き取りをしていることがよくあります。福利厚生が定められていても利用実績がないといったケースもありますが、エージェントなら実態を理解していて教えてくれる場合があるので、その事情をよく聞いてから転職を決めると、納得できる待遇を手に入れられるでしょう。